1/29/2012

どうして bin と sbin, usr/bin, usr/sbin が分かれてるの?

Rob Landley さんのメイル によると、
「Ken Thompson さんと Dennis Ritchie さんが PDP-11 上で UNIX を開発してた時に、OS が大きくなってひとつのディスクに収まらなくなったから、ユーザのホームディレクトリを置いてあるふたつめのディスクに /bin, /sbin, /lib, /tmp などなどのディレクトリを作って OS のファイルを移した。ひとつめのディスクにはふたつめのディスクをマウントするのに必要なもの、例えば mount はひとつめのディスクに配置した。」
んだそうで。へー。とはいえ、initrd とか initramfs がでてきたり、shared library のせいで /bin と /usr/bin を独立に扱えなくなったり(バージョンがあってないといけないってことだと思う)、そもそもディスクが安くなったりしたことで、上で書いた理由はもはや意味をなさなくなったらしい。だけど、おもしろいのは、次のところ。
Of course once the split existed, some people made other rules to justify it.
「AT&T 由来のものは / (root) に置いて、各ディストロ(IBM AIX, Dec Ultrix, SGI Irix)のファイルは /usr に置いて、各ユーザがインストールしたものは /usr/local や /opt に置くようになった」と続けてる。

いまどきは Filesystem Hierarchy Standard (FHS) を見れば、各ディレクトリの役割がつかめる。こういう歴史の話はおもしろい。
# こういう英語の文章をさらりと読めるようになりたいな。。。

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