12/25/2011

MIT メディアラボ所長 伊藤穰一さん のお話

2012年1月号のクーリエジャポンにMIT特集が掲載されている

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 01月号 [雑誌]に MIT メディアラボの特集がある。その中にメディアラボ所長の伊藤穰一さんのインタビューがあって、
若い人たちは権威を疑って、自分で考えることが大事です。
と語られている。この特集を読んだ後、Google Japan Developer Relations Blog で伊藤穰一さんのインタビュー動画が紹介されていて、「これは見なきゃ!」ということで早速見てみた。


まだあんまり再生されてないみたいだけど、すごくおもしろい動画だった。クーリエジャポンを読んだ後だと、そこで書かれていた内容が伊藤穰一さんの言葉で補足されてるというか、そんな感じ。

興味深かったのは、エンジニアとデザイナの交流について。伊藤穰一さん個人の仮説として、シリコンバレーのサウスパークというエリアにシリコングラフィックスがあり、そこにレイヴのフライヤー(ちらし)を作る人たちが集まって、いいデザイナーがいるからそこにワイアードが本社をそこに置いて、こんどはワイヤードを中心にエンジニアとデザイナが交流するパーティが開かれて、という感じで、シリコンバレーではエンジニアとデザイナがうまく融合していったのではないかという話がされる(10:00付近から)。

あと、ISO の7レイヤーモデルでいうと、上のレイヤにいけばいくほどアートと文化の面が大事になっていく、という話。シリコンバレーよりもサンフランシスコ、サンフランシスコよりもニューヨークのほうが文化的に豊か。だんだんレイヤーがあがってコンテンツ寄りになっていくとシリコンバレーかからサンフランシスコ、それからニューヨークと、東海岸のほうに広がってくんじゃな、という分析がされてる(24:10付近から)。

自分が多少違和感があるところにいないと学びが無いと思っている
伊藤穰一さんのこの言葉が気に入った。

12/21/2011

バージョン管理システムの歴史

Francis さんがバージョン管理システムの歴史をダイジェストでお届けしてくれてた!

そのダイジェストをざっくり日本語にするとこんな感じ?
  1. 1960年代:テキストファイルにソースコードが保存される
  2. 1960年代:コードのバージョンが人手で管理される
  3. 1972年-1982年:ひとつのファイルに複数のバージョンが管理できるようになる(SCCS
  4. 1982年:自分用にソースコードのコピーをチェックアウトできるようになる(RCS
  5. 1986年:複数のファイルをまとめてバージョン管理できるようになる(CVS
  6. 1986年:同時にふたり(複数人)がひとつのファイルを編集でき、その変更がマージできるようになる
  7. 1994年:共有リポジトリをリモートに置けるようになる
  8. 1999年:フリーのリポジトリホスティングサービス登場(SourceForge
  9. 2005年:分散バージョン管理システム登場(MercurialGit
  10. 2008年:簡単に、しかもオンライン上で fork できるようになる(GitHub
マージって魔法みたいだよなー。diff(1) も何をどうやればあんなことができるんだろ。。これは、冬休みの自由研究ネタかな!

12/18/2011

東京観光2011年冬

東京タワー!

東京観光してきた。とってもいい天気で、青い空に、赤い東京タワーがきれい。池の中で鯉がすいすい泳いでいたけど寒くないのかな。

こんなビルに囲まれたところで鯉が泳いでる
船にも乗った。川の両岸にマンションとか、オフィスビルとか、おっきい建物がいっぱい。このビルの向こう側は月島?こんどは月島でもんじゃ焼きを食べようっと。

東京湾まですぐそこの地点から、川上のほうを振り返ってみた

12/15/2011

Android 版 Google 日本語入力いけてるかも

思いどおりの日本語入力をモバイルでも。Android 版 Google 日本語入力をリリース。

ということで、各所で話題になってるみたい。で、早速僕もインストールした。

第一印象は、「変換うんぬん以前に、結構入力しやすい!」。いままで、GALAXY S II にデフォルトでインストールされてたインプットメソッド(?)のフリック入力モードを使ってたんだけど、それより入力がスムーズにできる気がする。

ただ、英語入力は GALAXY のデフォルトインプットメソッドのほうがいいかも。GALAXY のほうはアルファベット入力に切り替えたときに英語の予測入力機能が動くんだけど、Google のほうは英語の予測入力が(いまのところは?)ないみたい。だから、"Google" って入力するのに綴り全部のアルファベットを入力しなきゃいけない。そりゃ、Google 「日本語入力」だからしょうがないかもだけど!or なんかの設定で英語の予測入力を有効にできるのかな。。

ちょっとためしたところ、GALAXY のデフォルトインプットメソッドよりも Google 日本語入力のほうが入力しやすいんだけど、英語の予測入力のことがあるから、Google 日本語入力への乗り換えはしばらく見送ることにしたー。

12/11/2011

Google マップのストリートビューの時のあの黄色い人の名前は「ペグマン」


知らなかったー。ペグマンっていうんだ。ペグマンについてなんてページもあるね!
ペグマンという名前は、形が洗濯バサミに似ていることに由来しています(洗濯バサミはイギリスで「クロース ペグ」といいます)。
だって!

12/05/2011

Protocol Buffers in Ruby

ちょっとしたサーバ・クライアントのプログラムを書こうかな、と思ったら、Google さんの Protocol Buffers を思い出した。
Protocol buffers are Google's language-neutral, platform-neutral, extensible mechanism for serializing structured data – think XML, but smaller, faster, and simpler.
実際に、Google さんのシステムでいっぱい使われてるらしい(Protocol Buffers の Overview より)。
Protocol buffers are now Google's lingua franca for data – at time of writing, there are 48,162 different message types defined in the Google code tree across 12,183.proto files. They're used both in RPC systems and for persistent storage of data in a variety of storage systems.
でも、Google さんのページにある実装は C++ か、Java か Python 用の Protocol Buffers ライブラリで、僕はどの言語も書けないんだよね。。。と思って、サードパーティの実装 Wiki を見たら、Ruby の実装がある!!
ぱっと見た感じ、beefcake はちょっと機能面でものたりない感じ?ruby-protobufruby-protocol-buffers はどっちもよさげなんだけど、RPC のためのサーバ・クライアントのクラスが定義されてることと、Author(s) の方々が日本人っぽいお名前で勝手に親しみを感じたから ruby-protobuf を使うことにした!

しっかし、みんな自分で実装したものを GitHub に公開していて、すごいなあ。来年の目標は GitHub デビューにしようかな。。

12/04/2011

Make: Tokyo Meeting 07 に行ってきた

会場になった東京工業大学の門。

はじめて Make: Tokyo Meeting に行ってきた!今回は、Make: Tokyo Meeting 07 ということで7回目だったらしい。やっと一年前くらいに Make: を知って、それから電子工作とかに興味があったんだけど、ますます興味がわいてきた。

特におもしろかったのは:
  • tangible-design.org  さんの  White Vision : めがねをかけると真っ白画面が映像に変わる
  • Dagik さんの ダジック・アース : 球面に映像投影、高臨場感なディスプレイにもなるし、貸し出しもしてるらしい
  • Yohei Yasukawa さんの Weekend Fabrication : 「素早く失敗し、素早く学習する」手法を取り入れた教育プロジェクト
  • wooven  さんの「よちもち☆モチオネア」 : QuartzComposer を使うとお手軽に動画でいろいろ遊べるらしい(メインは「ゆるべん」という勉強会の紹介だったのかも)
  • @stamefusa さんの リアル sl コマンド : ターミナルに sl コマンドを入力すると、プラレールが走り出す
  • @kimio_kosaka さんの Bottled Circuits :ウイスキーの瓶の中に電子回路

リアル sl コマンド。いろんなオプションがある。こういうセンス大好き。man まであって、仕事が丁寧。

瓶の中に電子回路。鉗子を使ったり、工具も自作したり...たぶん世界にひとりだけの職人。

@kimio_kosaka さんにはいろんな苦労話をしていただいたんだけど、表情が生き生きしててとってもかっこいい。こんなすてきな人になりたいと思った。

僕もいつか Make: Tokyo Meeting  に何か出展できるようになりたいなー。